編集者の方にインタビューするのは緊張しますが、今日はよろしくお願いします。まずは、現在の綛谷(かせや)さんのお仕事を教えていただけますか。
インタビュー記事
編集者歴35年のプロが語る、プロフィールで人生のチャンスをつかむテクニック
もともと出版社の編集者として30年と3か月働いていました。そのうち2/3以上の期間で編集長職でした。現在はフリーランスとして書籍編集の仕事に携わっているのと、オンラインではプロフィールを自分で作れるようになる講座を動画で教えています。
2019年まで出版社で働いて、2020年から個人事業主となりました。
それまでは就職、航空、留学、海外旅行、医療、ハワイ文化、料理など12業種以上のジャンルで雑誌や書籍などを作ってきましたが、その中でも料理の本を編集するのがいちばん好きだったんです。それで退職したのを契機に、「料理本専門」編集者という看板を掲げて、ホームページを作りました。そして、自分がやっていることをTwitter(X)に流したら、それまでお付き合いのなかった出版社から「ちょっとお話聞かせてください」と声をかけられたんです。
「自分の経歴書(プロフィール)=ポートフォリオ」を作り、自分ができることを明確にすることで、「私と関わると何がいいか、つまり強み」が相手に伝わります。
その経験から、プロフィールがしっかりしていれば仕事に繋がると実感し、これを仕事にしよう、教えようと思ったんです。
もともと著者を探すときに一番見るのはプロフィールなんです。
本を作りたいと考える人は自分が出したい本の内容をアピールするという企画書を作ってくる人が多いですが、編集者というのは、企画書というのは表層的な手がかりでしかなく、「その企画を発案するに至ったあなたのバックグラウンドは何?」ということを知りたい。
どこに専門家としての証明があるのかをプロフィールから読み解くことをしています。
私の周りの同業者の多くも、同じことを言っています。編集者って、著者候補のその人の中にある可能性を見い出そうとするのです。
それを知っている私だからこそ、プロフィールの重要性と書き方を伝えることができるんです。それで今の仕事がスタートしました。
編集者からプロフィールが学べるオンラインサロンとは
プロフィールを自分で作れるようになる動画教材、添削や作り直しをマンツーマンで対応するコンサルコース、そして講座を購入した方が入会できるオンラインサロンを運営しています。
はい。オンラインサロンでは、月1回のグループコンサル、週に3回決まった時間に連絡が取れるようにしてあり、質問ができるようにしています。Lecteaさんでは、オンラインライブの過去動画や過去に開催した講座を見れる場所として活用させていただいてます。講座資料もダウンロードできるようにしています。
動画教材はもともと海外のサイトを使って対応していましたが、和訳などコンテンツを販売するための壁があり、手間がかかっていたので、心が折れてしまいました。そのため、日本で作られているものを探して、何社か検討していたのですが、色々比べた結果Lecteaが一番シンプルでいいな、と思いました。
私は、動画の教材が置けて、連絡がうまくとれて、ランディングページが簡単に作れて、そこから決済ができる。この4つができることが条件でした。他に挙げるなら外部サーバーとの連動も重要なポイントでした。
Lecteaのいいところは、直感的にわかりやすいところです。上から順に進めればよくて、基本設定からスタートしていく流れが分かりやすく、迷わずにすむところが魅力です。
プロフィール作りのサポートは推し活と同じ!?
そうなんです。本を作るのは人の才能を世の中に出す仕事なんですね。頭の中にあるものを紙にして視覚化し、言語化しているんです。それをやりたいと思う原動力って、「推し活」と同じなんです。「その才能を世の中に知らしめたら、それが誰かのきっかけや考え方のヒントになって、もっと幸せになる人がいるかもしれない」と思うわけです。それが、情報を編集して新しい『価値』にまとめ、本というカタチにして広めようとする編集者のモチベーションになるんです。
(私のことです)でも、講座構築がとてもシンプルな点はとてもありがたいです。
推し活するためにはその人がどんな人なのかを知らないといけない。だからプロフィールを見ます。そこにちゃんと情報が書かれていれば「すごい!」「もっと知りたい」「話を聞かせて」となり、「どんな子供時代を過ごしたんですか」と会話が始まっていくんです。その辺を聞くとだんだん気持ちが入っていく。そこが第一歩となるんです。
はい。私たち編集者って、その本1冊に命をかけて作るくらいの気持ちがあるんです。ひとつの仕事を担当したら他のことは頭に入らないという人もいます。その初めのキッカケは「この人がどんな人か」を知ることが始まりで、知るための素材がプロフィールなんですよ。
SNSにも使えるプロフィール作りの考え方
なります。なぜこんなにフォロワーが集まるのか、という観点からしばらく観察し続けます。すると見えてくるものがあります。その人の存在の価値がどんなものかを知るための材料になりますからね。限られた文字数しか割り当てられていないSNSのプロフィール欄ではすべてを表現するのは難しいですが、それでもインフルエンサーと呼ばれる人は自己表現が上手です。
それに関する発信をきっちりしています。見ていてセンスあるな〜と思ってみています。そのセンスは「人を巻き込む」「お金に関すること」「新しいことを創造する」などそのジャンルによって言葉選びも違ってきていて、それを観察しています。
ありがとうございます。著者の人も、文が上手か下手かより、自分の中にあるものをどれだけ外に出せるかが重要になります。自分を「戦略的に」さらけ出す覚悟も必要ですね。
そうですね。そういう人のコメント欄を見るとネガティブコメントは少ないですね。オンラインサロンでは、インフルエンサーの方でうまくいっている人のプロフィールの何がいいかを一緒に見ていくこともしているんですよ。
今後の綛谷さんの展望について
推し活が私の仕事する原動力であり、推しのすべてを言語化する、コンテンツ化して伝えられるのが強みでもあるので、人数が増えると1人1人と向き合っていく時間が取れないため、講座の規模を広げる方向は考えにくいです。商業出版の編集をしながらだと、時間的にオンラインに全力投球ができていない。でも、将来的にはオンラインだけにすることも考えています。もしくは、オンラインからリアルに・・という方法もありかとも。
今のペースでやっていければいいかな〜と考えています。
実は今年還暦なんです。5年後は65歳になるんですが、最終的には本に埋もれていたいです。何なら本の中で最期の時を迎えたいんです。
同業者は私と同じようなタイプが多いですよ。その生活をするために、あと5年はオンライン販売を頑張っていこうと思います。
まとめ
今回は、現役編集者の綛谷さんにインタビューをさせていただきました。
綛谷さんがLecteaの使ってよかったポイントは
- 直感的でわかりやすい
- 日本の企業が作成しているので安心
- オンラインサロンにも活用できる
でした。
自分で「講座を作るのは難しそう」と感じている方は、日本語でのサポートもあり安心して始められます。ぜひ、試してみてくださいね。
ご利用者さまの声
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かおりさん 管理栄養士Lecteaは日本の企業が開発していますし、質問やトラブルに日本語ですぐ対応してもらえるのが本当に安心して利用させて頂いています。
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